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ファッション・リイマジン

もうすぐ10月です。日中はまだまだ暑いですが、朝晩は秋の気配を感じるようになりました。(余談になりますが今年はカメムシ多くないですか?山が近い我が家、R氏と2人でギャーギャー言いながら格闘しています)

 

久しぶりに映画館へ出掛けました。『アステロイド・シティ』を観たいとずっと思っていましたが、上映時間が夜に移動してしまい断念。その代わり、これも前から気になっていた『ファッション・リイマジン』の上映がちょうど始まったのでこちらを選択しました。MOPというブランド、お恥ずかしながら知らなかったのですが、ここのデザイナー、エイミーは強い信念を持って、自分の作るもののルーツを探っていくのです。私も大量生産・消費にはずっと疑念を抱いていたものの、ここまで明確に一体何がまずいのか?ということを考えたことがなかったので、視界がひじょうにクリアになりました。(「毎年作られる服の数=兆単位 その5分の3が、購入した年に捨てられる」 どうかしてるぜって感じなんですけど) 私の着ているカットソーの綿花はどこからやって来たのでしょう?お気に入りのニットの毛糸、羊はどこの牧場で何を食べてた?…まぁ、ほとんどわからないというのが実情です。シンプルなことなのにね。綿花の栽培はダークな部分が多いことは知っていましたが、劇中でもやっぱり直接農家に出向くことによい返事をもらえなかった=見せれない、ということ。いろんなしがらみがあってのことですが、やっぱり何事も名前を明確にすると良くも悪くも責任が伴うからなのでしょう。後ろめたいことがあれば尚更です。それからいくら正論を通して作ったものでも高いばかりでは売れない、そんな痛いところも描かれていて、選んで売る立場の私としても「うっ」となりました。売れなければ続けて作れない、これも事実。服との付き合い方を考えるいろんな気付きが多いので、お洋服好きの方、そうでない方も機会があれば一見の価値あり、です。ぜひ観てください。

 

スモールビジネスを展開している私の力は微力かもしれませんが、少なくともただ売れればいいとは思っていなくて、やっぱりきちんと作られたものを自分の目で選んで、責任を持って必要としている人の手に適正価格で届けるのが私の仕事と思っています。ちなみに今、LUCAで展開しているブランドの中ではSONOがサスティナブルな姿勢で素材の産地や生産工程を明確にしています。そういうブランドが一過性のものではなく定着して増えてほしいし、古着もただの流行りで無駄に消費される方向へ行かずに一度世に出た洋服の真っ当な形、循環する当たり前の形として機能してほしいなと思います。