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BLESSの魅力について

お店で扱っているBLESSについて。Liningvestを買ってくださったお客様が「あれ、すごくよかった。買ってよかったです。買う時はこの値段だし、どうなんだろうと思ったけど、着ていたら人から褒められるし、人と被らないし。これは買った人にしか分からないですねー。もし若い人でいいな、欲しいなという人がいるんだったら何かを我慢してお金を貯めてでも買うべき、とおすすめします。」とうれしいお言葉を下さいました。私もBLESS大好き!なのですが、いかんせん値段が高い(言い切ります)のと、強く勧めるのが苦手なこともあり、ま、お客様次第ね、と思っていた節があるのですが、このお客様の言葉を聞いて、もうちょっとちゃんとBLESSの魅力を伝えなきゃな、と思いこれを書いている次第です。

 

アートとファッションとインテリアの曖昧な境界線に佇むブランド、BLESS。正直、縫製は決して良くないし、毎シーズン新しいものがバンバン出るわけでもありません。その代わり、何よりも自由、性別も年齢も流行も超えて、いつでもどこでも好きなようにどうぞ、という空気感。これは日本のこうしなきゃダメ、という良くも悪くもの真面目さの中では決して作れないものです。鼻唄まじりにアトリエでチクチクしているんだろうな、という楽しさは着る側にも伝わってきて、結果BLESSを着ると気持ちが上がる、なんか元気になる、というわけです。

 

それから、ちょっと変なバランスにしたいな、というときにもとても重宝します。完璧なバランスは美しいけれど、個性とは?と考えると何か物足りない。そんな時に1点投入するとコーディネートがいい感じに力の抜けた緩さを伴うようになるのです。このあたりはお客様の言葉通り、買って着てみないとわからないことだと思いますので、声を大きくして断言します。どうぞ思い切って買って体験してみてください。

 

憧れの洋服なんて今の世の中ないわーと言われがちな昨今、BLESSを着たいと思えるあなたはしあわせなのですよ!というわけで、今日も私はBLESSを着ます。