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BLESS 考察②

先日BLESSの展示会へ行ってきました。いつも圧倒的な商品量で、舞い上がると何が何だかよく分からなくなるので努めて冷静さを保とうとふぅーと深呼吸してから向かいます。とは言え、数シーズン前から事前にデータを送ってくださるようになり、あらかじめ見当をつけて行くようになってから随分とスムーズに見たいものをピックアップできるようになりました。

 

かなり前にここのブログでBLESSに関して「縫製はイマイチなんだけどそれを超越する魅力がある」みたいなことに書いた記憶があります。あれから数年、飽き性の私にしては珍しくBLESSのことはずっと好きなまま(むしろ好きの度合いは増しているかも)で、着続けることによって新たな気付きがありました。それはリピートされるアイテムがアップデートしているということです。ニットが伸びない、ホリデーTシャツは柔に見えて実は結構丈夫、パンツはメンズのテーラード仕立てでちゃんとしている、などなど着るとへぇいいねぇと思うことがいろいろあって、そのこと(失礼ながら一見ぐちゃぐちゃに見えるけど実はちゃんとしている旨)を代理店の方にお話ししたら「デザイナー本人が自分たちの作ったものを実際に着ているので、その都度気になるところは改善されている」とのことでした。作りっぱなしでないところが素晴らしい。私も売ったら終わりではなく、選んでおすすめした責任があると思っています。できるだけ「あー買ってよかったな」と思っていただきたいし、長く愛用してもらいたい。BLESSの姿勢は私のそんな気持ちにピタリとハマって、ますます好きになりました。

 

それから最近、ビンテージのアイテムやアーカイブストックを再構築したピースがより多くリリースされるようになりました。これはデザイナーのおふたりが旅先で服の墓場のような繊維廃棄物の山を見て新たに作り出すことを疑問に思い、今あるものを活かすことに力を入れるようになったそうです。街に出てもインスタを見ても、気持ちが悪くなるほどたくさんの服で溢れかえっています。そんな中、自分で選んで手元にやってくる洋服はある意味奇跡のようなものです。BLESSの1枚にはいろいろ大事なことが詰まっていますよ。以前よりさらに胸を張っておすすめします。少しずつクローゼットに増えていくのがいいんです。