2023.12.15 Fri
TÍSCAR ESPADASの魅力
あっという間に12月も半ばですね。今年は暖かな冬(今日の最高気温は20℃だとか、まったくどうかしてるぜ)のせいか、全く年末感のない毎日を過ごしています。
11月にTÍSCAR ESPADASのデザイナー、ティスカルとパートナーのケビンがお店に来てくださいました。スペインからはるばる神戸までようこそ!ありがたいの一言に尽きます。彼女の作る服の特徴としてアプローチの仕方やパターン、色合いがとても独特かつ複雑で、アートの空気を感じると言いますか、中世の空気を感じると言いますか…そんなところに惹かれて取り扱いを始めたのですが、想像通りご本人もとてもチャーミングな方で、いろんなことに興味津々といった感じがビシビシ伝わってきました。そしてやっぱりTÍSCARの洋服がお二人ともすごく似合っていました(そりゃ当然なんですけどね、何よりお二人ともとても長身)。次のコレクションも楽しみにしてて!とのことなので、今からワクワクしています。
もちろん全身TÍSCARの洋服でコーディネートするのはかっこいいこと間違いないのですが、私はあまり同じブランドの洋服で固めるのが好きではないので、ここは一つ手持ちの洋服を駆使してコーディネートしてみたい。(話が若干逸れますが、私がコムデギャルソンを尊敬しているけどほとんど着なくなったのは、他ブランドとのコーディネートがとても難しく、結局全身コムデギャルソンで着るのが一番完成度が高く美しい、という結論に達したからです。今は自分のフィルターを通して気に入ったものを高い安い、有名無名に関わらず組み合わせて着るのが楽しくて、それがずっと続いています。)TÍSCARの洋服は紐を縛ってシルエットを変えたりアレンジが効くものも多いので、自分の好みに近付けながらまずはシンプルなアイテム、白シャツなんかを合わせてサラッと楽しむことからスタートして、ちょっとずつ癖の強いものを合わせてコーディネートの難易度を上げていくのがおすすめです。あと、私の経験上、こういう唯一無二な形かつ地味な色めの服、というのはクローゼットの中で埋もれずに長く生き残る率が高い。好きが継続するというんでしょうか。なので高額ではありますが、そういう意味では清水の舞台から飛び降りても骨折しません(笑)のでご安心ください。アート作品みたいで特別な気持ちになれるTÍSCARのお洋服たち、ぜひ手に取ってみてほしいです。ちなみに私はコレクション毎に1つずつアイテムを増やしていて、今シーズンは12月にナバス展があるし〜と思い狙っていたパンツを購入したのですが、展示初日に着用しているとまぁ褒められること褒められること。自分が素敵になったかのような錯覚を味わいつつ、服の持つパワーを改めて実感する一日でした。いやほんとに、服ってすごいです。