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How to get to LUCA-1

初めてLUCAへ来られる方へ。道順のご案内です。

 

①阪急六甲駅(三ノ宮から大阪梅田方面に向かって3駅目) 改札を出る→左手のエスカレーターで下に降りる→阪急オアシス、タクシー乗り場を左手にそのまま道なりに山側へ登る→右手にイカリスーパー、左手に池田泉州銀行が目印、そのまま登る→六甲登山口の交差点に出ます。右にセブンイレブン。左にマメバココーヒーが見えますので、マメバココーヒー側に渡る→そのまま登り(右手に六甲カトリック教会が見えます)2ブロック目の山側2軒目、半地下の階段を降りたらLUCAです。看板がなく外からは薄暗く見えますので通り過ぎがちです(苦笑)ご注意ください。

 

②新幹線 新神戸駅からの最短ルートは神戸市バスです。2系統 阪急六甲行きに布引から乗って篠原本町2丁目で下車(約15〜20分くらい)、そこから徒歩で到着です。バス乗り場が少々分かりにくいのですが、写真の地図を参考にしてください。¥210で交通系ICカード利用の場合は乗る時と降りる時にピッ(タッチ)必要です。

 

神戸は坂道の街で六甲も坂道だらけ、というか南北は山に向かう坂しかありません。LUCAへの道のりもほぼほぼ坂道です。なかなか大変ですが景色を楽しみながら来ていただけるとうれしいです。

 

ただただ愛おしいもの

予報通り、今年の夏は例年以上に厳しく本当に暑いですね。一日のうちにホッとする時間がない(暑過ぎて)=疲れがたまる、というわけで凡ミスを連発しております。昨日はスーパーで買った野菜類をお店の冷蔵庫に入れたまま帰宅し自宅であぁ忘れた、やっちまった…と気付き凹む。致命的な失敗ではないけど、ささやかな溜め息が漏れてしまうトホホな毎日を過ごしています。

 

そんな猛暑の中ではありますが、8/24(土)からKAIのデザイナー、甲斐ひろみさんの展示『AT LUCA』が始まります。かいさんの作る洋服が好きな方はたくさんいらっしゃると思いますが、今回は一歩踏み込んだ世界観を観ていただきたく、手仕事による巾着や洋服、クッションなどの特別な布作品、そして特筆すべきはオブジェ、がLUCAに並びます。このオブジェなのですが、数年前かいさんのアトリエで初めてみたときに「何だこれ?」と怪しいほどに凝視。実用性はないけれど、ただただ愛おしくて、あぁかいさんはこういうものも作ることができる人なんだ、と心を持っていかれました。その後、新しい拠点としてオープンされたアトリエ兼ショップ(昨年惜しまれながらクローズしました)の棚や壁にも伺うたびに、かいさんの作るオブジェが本当に絶妙な位置に絶妙な空気を伴って鎮座していたのです。ここにあるのが一番素敵だとは分かっていても、ほ、ほしい…えっ、売ってるんですか?買います!…そうして私の手元に最初にやって来たのが写真のギンガムチェックのオブジェです。ギュッと綿が詰まっていて共布のくるみボタンがアクセントになりキュッと曲がっている何とも愛らしい形。これは何ですか?という問いに明確な答えはないけれど(答えを求めるのが野暮)見るたびにいいなぁ、好きだなぁと思います。私にとって心の栄養剤みたいなもの。そんな私の大好きなオブジェも今回の展示で並びます。洋服を作るかいさんだけでなく、こういう作品を作り出すことができる、かいさんの新たな側面をこの展示で見てほしいし知ってもらえたらいいな、と思います。そしてかいさんの作り出す空間を含めて、全てを隅から隅までお楽しみいただきたいです。暑い中ではありますが、どうぞ足をお運びください。(なお今回はオンラインでの作品の販売はありません。ポスターを除く全ての作品は会期終了後のお渡しとなります。)

Stardust shirt

KAIのアトリエ制作、スナップ付シャツが届きました。まるで星屑をシャツに散らしたような、目にも心にもキラキラを届けてくれる特別な1枚です。スナップを好きな位置で留めることができ、自分だけのシルエットを楽しめます。お裁縫をしたことがある人は分かると思いますが、スナップ付けって地味に大変でこれだけの数を絶妙な位置に縫い付けるところにかいさんの狂気性(まさに私の好むアート)を感じます。

 

実はかいさんとスナップの歴史は長く、私が大学生の時に愛用していた某ブランドのお気に入りのTシャツがあり、首元にスナップボタンが付いていて留めるとお花柄になるというもので、当時からこれ考えた人凄いな、と思っていたのですが、その話をかいさんにしたら、何と!かいさんがデザインしたものだったという!「ずっとやってること、変わらないんだよね」と仰っていましたが、全く芯がブレていないことに感動。そして私の好みが変わっていないことにも感動でした笑笑 ご縁があってLUCAにスターダストシャツ(勝手に命名)が並んでいること、うれしい限りです。しあわせだなぁ。

川上陽介「Tea for One, Tea for Two」

2022年12月に小さな板絵の展示を行った川上陽介さんの二度目の展示「Tea for One,Tea for Two」が6/15(土)から始まります。今回はギャラリーLUCAとして新旧含め大小さまざまなサイズの板絵や油彩画、アクリル画、クレヨン画をご紹介します。

 

4月半ばに川上さんのご自宅兼アトリエに初めて伺い、今まで描き溜めた作品をくまなく観せてもらいました。むむ、私が今まで観てきた彼の作品はどうやらほんの一部でしかなくてこれはまだまだ深いぞ、というのが率直な感想。こんなのもあります、と次々出てくる作品を前にこれらをどうやってみせるのがベストなのか?山陰の空気の中で生まれたこの色を、形を、、、ウーンと唸っているうちにタイムオーバー。その後、むちゃくちゃかわいい(の言葉しか当てはまらない)ご家族から温かいおもてなしを受け、ホワホワした気分とともに頭の中に宿題を抱えて帰りました。

 

頭の中に散らばったパズルピースをああでもない、こうでもないと考えているうちにあぁ、あのテーブルの上に雑然と並べた私がいいと思った作品たちをそのままみせたい、みてもらえばいいんだという気持ちがぼんやりと固まりました。LUCAという箱の中で緩急をつけて川上さんの作品群を並べます。ギリギリまで川上さんと納得のいくよう対話を続けていきますので、どうぞお楽しみに!

 

今回の展示に添えた「Tea for One,Tea for Two」は、私の好きな作品の中にお茶を飲んでいる風景のものがいくつかあって(DMに選んだ作品もそのうちのひとつ)そんな作品を眺めながらお茶を飲んだらまるでふたりでお茶しているような気分になりますよーみたいな気持ちを込めてこの言葉を選びました。ジャズのナンバー、Tea for Twoが流れる部屋でお茶を飲みながら絵と共にゆったりと流れる時間を楽しむ、そんな空間に浸って欲しいという裏テーマもあるとかないとか…余白のある言葉を生み出すのも展示における表現のひとつと思って、いつもうんうん唸りながら考えています。作品共々、何か伝わるものがあればうれしいなぁ。

 

 

既視感<オリジナリティ

ありとあらゆるものが出尽くしてもう見たことないものなんて作ることは不可能に近いことは分かっている。 

なので、私が惹かれるのは既視感よりもほんの僅かでいいからオリジナリティが勝っているもの、その人の個性を感じるもの。これがありそうでなかなかないんだよね。これどこかで見たことあると感じる=オリジナルを超えていないってこと。オマージュって言葉は便利で一見かっこいいと錯覚しちゃうんだけど、そこに甘んじてはいけない。

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