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秋到来、おしゃれの季節ですね

9/12(火) 出張につき、臨時休業いたします。

 

それにしても今年の夏はひどい暑さでしたね。暑さのせいにしてはいけませんが、私ってこんな人間でしたっけ?というような凡ミス頻発の毎日で凹むこと多々のトホホな7・8月でした。

 

9月に入り日中は残暑がまだまだ厳しいものの、朝晩は秋の気配を感じるようになりましたし、日が暮れるのもうんと早くなってきて季節は確実に進んでいることにホッとします。そう、おしゃれが一番楽しめる季節の到来です!秋冬はウール、カシミヤ、コーデュロイなどの素材のよさを思い存分に堪能できると思うとワクワクが止まりません。なかなか世の中の景気は厳しいままなのですが、いつも2枚選んでいたところを1枚にしてでも欲しいと思っていただけるようなスペシャルなもの、手持ちのものに合わせると今までとは違う表情を見せてくれるような世界が広がるものなど、そういうことを特に意識して選びました。わりと攻めたセレクト!となっております。シンプルなものに関しては、素材がむちゃくちゃいいんです、など写真では伝わらないことが多くもどかしい限りなのですが、もしお店で実物に触れる機会があれば、そのあたり鬱陶しいくらいに力説させていただきます(苦笑)。お時間あれば見にいらしてください。

 

春に悩んで悩んでエイっと思い切ってKONRADのパンツを買って下さったおしゃれでかわいい若者女子が先日、お店に来てくださいました。(もちろんKONRADのパンツ着用、すっごく似合っていました。)旅先の韓国にもこのパンツを穿いて行って褒められたのだとか。新しい世界が開けたことを聞いているだけでうれしく、洋服1枚から繋がっていくこと、広がっていくことってやっぱりあるよね、自分が心から好き、着たい、と思う前向きな情熱は、よきパワーをはらんで人生よい方向へ導いてくれるんだなと改めて思いました。そんな1枚をこれから先もご紹介できたらなんて幸せなことでしょう。頑張って見つけてくるぞ〜 あと、もうひとつうれしかったのは彼女が「買い物は投票といっしょだと思っている」と話してくれたこと。若い世代にもこういう考え方をする人がいることが心強く、世の中にも浸透していってほしいなぁと思いました。

 

二度とない人生だから 坂村真民

先日、50歳の誕生日を迎えました。途端に身体のあちこちが変調、人間って動物なんだなぁと身をもって実感しています。四季に例えると芽吹きの春、花を咲かせる夏を過ぎて「秋」にいることは間違いありません。実を収穫して、次の誰かに手渡す種子を取り出す時でもあります。そう考えると歳を重ねるのも悪くないぞ、と思いながら、今や手放せなくなった老眼鏡を相棒に敬愛する方からいただいたばかりの本の一文一文を噛み締めています。

 

本を読み進めているうちに、ふと中学生の時の英語の先生のことを思い出しました。私の人生の中で「先生」として認識しているのは、幼稚園の年少組の時の担任の先生とこの英語の先生2人だけです。この英語の先生は白髪で品があって文学にも造詣が深く、高村光太郎の智恵子抄の初版本を持っているんだとか、時々そういうことを本当に楽しそうに話してくださいました。私が英語を好きになったのもこの先生に出会ったからです。卒業前に、みんなの前で自分の好きな詩を送ります、と読んでくださったのが坂村真民の「二度とない人生だから」です。

 

二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでいこう 一羽の鳥の声にも 無心の耳をかたむけていこう

二度とない人生だから 一匹のこおろぎも ふみころさないように心していこう どんなにか よろこぶだろう

二度とない人生だから 一ぺんでも多く 便りをしよう 返事は必ず書くことにしよう

二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう 貧しいけれど心豊かに接していこう

二度とない人生だから つゆくさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い 足をとどめてみつめていこう

二度とない人生だから のぼる日 しずむ日 まるい月 かけていく月 四季それぞれの 星々の光にふれ わが心をあらいきよめていこう

二度とない人生だから 戦争のない世の実現に努力し そういう詩を一編でも多く 作っていこう わたしが死んだら あとをついでくれる 若い人たちのために この大願を書きつづけていこう

 

「コピー入れておきます」と手書きしたこの詩をノートに挟んで渡してくださいました。先生から受け取った種子はちゃんとここに残っています。私が誰かに渡せる種子って何だろう?

 

 

 

PINK

久しぶりにピンクを着たい気持ちが戻ってきました。ジワジワと、日に日に熱くなる思い(笑) こんなにピンクピンク言っているのは小学生の時以来かもと思いながら、比較的着慣れている濃いピンクだけではなく妙齢にはちょっとハードルの高い淡いピンクも珍しく欲しております。きっと更年期でホルモンバランスが崩れてきたからピンクで女性ホルモンを補おうとしてるんだなぁと思うとなんて面白い現象でしょう!しばらくピンクを楽しみたいと思います。

SOLに別注でワークパンツを野バラ色に染めてもらいました。少しあたたかみのあるピンクです。派手かな?と思いきや、テーパードの利いたすっきりとしたラインで嫌味なく穿けます。何より気分が上がる⤴️ので控えめに言って最高です!どうぞお試しください。

何事も続いていくよ何処までも

前々から気付いていたことなのですが、だいたいの物事は目標達成したら終了、ではなく、それをキープするためには努力しないといけないし何かしら行動し続けないといけません。まさに『継続は力なり』とはこのことです。部屋を片付けても、美しさをキープするためには毎日掃除しないといけないし、綺麗な草花を植えて素晴らしい庭園が出来上がったとしても、それがゴールではなくむしろスタートで害虫や雑草との闘い、水やりとガーデニングには休みがありません。買い物ひとつにしてもそう。欲しかった洋服をやっとの思いで手に入れて高揚感に浸るのも束の間、まずはクローゼット内の場所の確保から始まって、洗濯したりアイロンしたり、虫喰いされないように気を配ったりとやっぱり手がかかります。(ただ私の場合、洋服がすごく好きなのでこういう一手間を続けることは苦になりません。)人間関係だって一緒です。一度、友人・知人・家族になったからといってそれが一生続くとは限らず、いい関係性を持続するためにはお互い切磋琢磨して自分をフレッシュに保つ必要があります。最近、本棚に並んだお気に入りの本を久しぶりに読み返したり、DVDを見返したりしているのですが、本にシミを発見したり、見事に内容を忘れているものや思い込みでこうだったと思っていたことが違っていることも多く、ちょっと愕然としてしまいました。所持していることに胡座をかいていたと反省… 何事もアップデートして今に繋がっていないと意味がないと気付いてしまいました。はい、忘れたらもう一回覚えればいいんです。多分、死ぬまでこういう感じで何事も続いていくと思われますが、せっかくなので楽しくね。新しい洋服もやっぱり欲しいですし 笑。

お取り置きについて

6月も後半、じわじわと気温と湿度が上がってきて夏が近づいてきていることを日々感じます。今年も苦手な夏がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(苦笑)元気に乗り切りたいです。

 

さて、今日はお取り置きについて、の私見です。ちょっとシビアな話になります。時々、お取り置きお願いします、とメールをいただいたりするのですが、今現在の状況を申しますと、残念なことに取りに来られない事例があったため基本的にはお断りしています。自分がお店を始めるまでは、お客さんとしてお店のご好意に甘え、お取り置きしていただいたこともありますが、その当時はそこまで深く考えていなかった、というのが正直なところです。が、自分が逆の立場になって、いろいろなことを経験して初めて、お取り置きって一体何なんだろう?と真剣に考えざるを得なくなりました。LUCAでは、 1点づつしか入荷していないものが大半を占めます。オンラインでも販売している理由の一つとして、みんなフラットに購入する権利がある、と思っているからです。仮にお取り置きしたとして、もしその間に欲しい人がお店にご来店されたら?オンラインで購入したいという人がいたら?そう考えるとかなりモヤモヤしてしまうのは私だけでしょうか。それから、どんなに素敵なものであっても季節性のあるアイテムは動く時期、というのがある程度明確にあります。セーターを1ヶ月取り置いている間に春になっちゃった!場合、キャンセルされると余程のことがない限り、その先6ヶ月は寝かせることになります。理由は多々あれど、やっぱり誰に対してもフラットでありたいというのが一番大きい。縁があるものは、シンプルに手元にやってきます。お取り置きの意義、どうぞ一歩踏み込んで考えてみてください。

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